DEBの山日記は30回を数え内容を変更しました。文章は簡単に写真を多くして見やすいページにしました。担当者も高齢化とともに低山歩きが主となり、名称も[山ある記]と簡潔に改めて、名称も[山ある記]と簡潔に改めて、タウンウオークなども範疇に入れました。
写真もデジカメ画像になりますが、これからもお楽しみください。






「山ある記」 第32回










   尾瀬ひうち裏林道 【その1】

   03(H15)7.11(金)曇り一時雨





 尾瀬が気に入って年に数回出かけた事もありました。自然破壊が問題化してから足が遠のき久しぶりの山行となりました。今日はひうち裏林道の傾斜湿原を行く予定です。
 (今回は2回に分かれます。)

 草の生えた湿地帯を田代と呼ぶようです。この辺りからサギスゲを多く見かけます。

 この金平糖のような可愛い花を見てください。タテヤマリンドウです。曇り空や雨のときは、法螺貝のように捻じれて花を閉じ、日の光が差すと星型に花を開きます。尾瀬の全域に見られるようです。

 前回はこの辺りで雷鳴が轟き雹(hyou)に降られ恐ろしい思いをしました。今日は曇りがちですが雷はなさそうです。

 尾瀬のどこでも見られるチングルマです。これは穂だそうですが、花は黄色と白の綺麗な可愛い花です。

 上田代の傾斜湿原です。斜めにしたら水は溜まらない筈なのに、湿原になるのは何故だろう。子供電話相談室で聞いて見ようかな。

 ウラジロヨウラクかサラサドウダンか、そのとき確認しないと後からは分かりません。葉の裏が白いのはウラジロヨウラク、サラサドウダンはどうだっけなあ

 あやしい雲行き、ガスが低く降りて来ました。ポツリポツリ、やはり雨か、尾瀬に雨はつき物と知りつつ、やはりがっかり。

 小雨の中を行く内に幹の曲がった大木を発見、記念撮影。根曲がりと云うのは良く見かけますが幹曲がりは珍しい、立派なへそ曲がりなどと感心しきり......。

 裏ひうち橋に出ました。こんな立派なつり橋は有ったかなあ、前回の記憶の糸をたぐっても思い当たりません。雨はいよいよ本降りとなってしまいました。

 雨はいよいよ激しくなりました。不要と見てポンチョをまだリュックから出していませんでした。大粒の雨が傘に当たります。あたりは昼なお暗く足元を泥水が流れて行きます。

 三条の滝の分岐を過ぎて元温泉小屋に到着、休憩所でジュースで小休、小降りになった雨の赤田代を東電小屋へ向かいます。

 雨も上がってまず出迎えてくれたのはハクサンチドリです。通って来たいくつかの湿原でも何度か見かけました。

 そして次はトキソウですが、これは沢山咲いていました。いつも見るトキソウより心なしか色が薄いような気がしました。

 雨が上がり雲が早く流れています。この辺りからニッコウキスゲが見受けられました。見取れていると木道が濡れて滑ります。

 ニッコウキスゲです。やや赤味の濃いものと淡いものがあるようです。余談ながら、数年前ここで拾った種から、ニッコウキスゲを弊社の屋上で咲かせています。

 東電橋の手前で見たひうち岳です。薄い雲が中腹にたなびき、山頂を真綿のような雲が覆っています。特別な事では無さそうですが、民放アナなら怪奇現象か天変地異の前兆かとまくし立てるかも知れません。

 東電橋を渡るとすぐに東電小屋に着きます。今日はそれほどのアルバイトは無かったのですが、靴下やシャツが濡れるのは嫌なもの、さあ小屋で乾いたものに着替えましょう。

 ついに東電小屋が見えましたと云う写真ですが....。東電橋から来ると茂みが邪魔になるので、いったん小屋の前を通り過ぎ、振り返った状態で写しました。何度か厄介になった小屋ですが、改築されてからは初めてのような気がします。

(次回に続きます)

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近年、交通網が発達しアプローチが便利になりました。また登山道の整備も
進んでいますので、地図など新しい情報の物をお求めになりご使用下さい。


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